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さくらのホームページ教室

ドメイン転入(移管)とは? 手続きの流れや方法を具体的に解説

他社で取得したドメインを、さくらインターネットでの管理に変更する方法について、さくらインターネット カスタマーサポート公式キャラクターのまりなが解説します。

まりな

カスタマーサポート公式キャラクターのまりなです! 一緒にがんばりましょう!

ドメイン移管・ドメイン転入とは?

「ドメイン移管」とは、ドメインを管理する事業者を変更する手続きのことです。

もう少し掘り下げて説明します。

“ドメインを管理する事業者”とは、毎年もしくは数年に1回、ドメインの更新料金を支払っている事業者を指します。

サーバーとドメインは一緒に使われることが多いですが、必ずしも同じ事業者で申し込む必要はありません。サーバーとドメインで管理する事業者が異なっていても、基本的には問題はないのです。

しかし場合によっては、サーバーやドメインの一部機能に制限が生じたり、請求管理が煩雑になったりというデメリットもあります。

また、別の事業者で申し込んだものの、あとから「ドメイン更新料金が高くなってしまった」「長期的な運用を考えてサーバーとドメインの料金のお支払い先を1つに集約したい」といった理由で、ドメインを管理する事業者を見直すケースもあるでしょう。

このように、独自ドメインを管理する事業者を変更する“ドメインのお引越し”を「ドメイン移管」と言います。

ドメイン移管には、「ドメイン転出」(引越し元での手続き)と、「ドメイン転入」(引越し先での手続き)の2つのステップがあります。本コラムでは、他社で管理しているドメインをさくらインターネットに転入する方法について、ドメインの種類別に解説します。

gTLDドメインの転入手続き

手続きをおこなう前のチェックポイント

転入手続きをおこなう前に、現在の管理事業者で転出手続きをおこなう必要があります。なお、管理会社によって手続きが異なるため、事前に確認をしておくことをおすすめします。

gTLDドメインの転入手続き前に必ず確認してほしいチェックポイントをまとめると、以下のとおりです。

  1. 現事業者に転出方法を確認しましたか?
  2. 有効期限から1か月以上ありますか?
  3. ドメインのステータスは「ok」か「active」ですか?
  4. ドメインのAuthCode(オースコード)はありますか?

その他のチェックポイントは下記ページからご確認ください。
>>[サポートサイト]gTLDドメインを転入したい

上記チェックポイントの2~3は、現在のドメイン管理事業者や、Whois情報から確認できます。


Whois情報とは、ドメイン名の登録者などに関する情報を、インターネットユーザーが誰でも参照できるサービスです。くわしくはこちらのページをご確認ください。
>>[サポートサイト] Whois情報の見方を知りたい
>>[さくらのドメイン]Whois検索-ドメインの登録者情報を調べる

また、不明な点がある場合は、現在の管理事業者にご確認のうえご対応ください。

まりな

チェックができたら、gTLDドメインの転入手続きを始めましょう!

手続きの流れ

オンラインでgTLDドメインの転入手続きをおこなう流れを解説します。大きく分けると「お申し込み」のあと「承認手続き」をおこなうという流れです。くわしく見ていきましょう。

  1. オンラインサインアップからgTLDドメインの転入を申し込みます。必要事項を入力のうえ、お申し込み・入金を完了させてください。入金確認後、承認メールがAdmin Email宛に届きます。
    手続きの詳細は下記ページをご確認ください。
    >>[サポートサイト]gTLDドメインを移管したい

  2. Admin Emailに届いたメールのURLをクリックします。


  3. Admin Emailを入力しログインをクリックします。


  4. 承認をクリックします。


  5. 承認作業完了後、現事業者にて不承認とされなければ、5日~7日で転入手続きが完了し会員情報の登録メールアドレス宛に完了のご連絡をおこないます。

まりな

無事に転入は完了しましたか? くわしくはこちらのページをご確認ください。

>>[サポートサイト]gTLDドメインを転入したい
>>[サポートサイト]gTLDドメインの転入承認をしたい

汎用JPドメインの転入手続き

汎用JPドメインの転入手続きには、「指定事業者変更手続き」と「移転手続き」の2通りがあります。

まりな

お家のお引越しにたとえるとこんなイメージです♪

指定事業者変更手続きのイメージ
移転手続きのイメージ

「移転」と「指定事業者変更」の違いについては、こちらのページでもくわしく解説しています。
>>[よくある質問]汎用JPドメインの「移転」と「指定事業者変更」の違いを知りたい

指定事業者変更手続き

JPドメインは、JPRS(株式会社日本レジストリサービス)が定めた指定事業者と呼ばれるドメイン登録業務を代行する法人(さくらインターネットもその1つです)を通じて管理されています。指定事業者変更は、このドメイン登録業務を代行する法人を変更する手続きです。

指定事業者変更手続きでドメイン移管する場合は、登録者番号に登録されているすべてのドメインが対象になります。

※ 登録者番号:登録者情報をJPRSのデータベースに登録する際に発行される番号
※ JPRS:株式会社日本レジストリサービスの略。JPドメインのレジストリです。

手続きの詳細はこちらのページをご確認ください。
>>[サポートサイト]汎用JP・属性型JPドメインを指定事業者変更手続きにて移管(転入)したい

移転手続き

移転手続きとは、ドメイン単位で指定事業者を移す手続きです。1つの登録番号に複数のドメインが関連付けされている場合、移転希望のドメインのみ登録者番号を変更し、独立させることができます。

手続きの詳細はこちらのページをご確認ください。
>>[サポートサイト]汎用JPドメインを移転手続きにて移管(転入)したい

まとめ

ドメイン転入とは、簡単に言えばドメインのお引越しです。現在別の会社でドメインを管理している方で、レンタルサーバーをさくらインターネットで契約している、またはこれから契約する予定がある方は、さくらインターネットにドメイン転入することをおすすめします。

まりな

こちらのページからお手続きいただけます!

>>[さくらのドメイン]ドメイン転入の手続きをする

執筆 篠崎沙恵

資格スクールでのオウンドメディア編集・マーケティング担当を経て、2023年1月に中途でさくらインターネットに入社。おもに『さくマガ』編集、ユーザー向けメールマガジンを担当している。

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