まりな
カスタマーサポート公式キャラクターのまりなです! 一緒にがんばりましょう!
目次
ドメインとは?
「ドメインという言葉は聞いたことがあるけど、いまいちよく理解できていない!」という方に向けて、ドメインの概要や種類について解説していきます。
ドメインはインターネット上の住所のようなもの
ドメインとは、簡単に言うと、インターネット上の住所のようなものです。手紙を出すときには住所を書きますよね。インターネットでも同様で、ホームページを見たり、メールを送ったりするためには、相手のサーバーがインターネット上のどこにあるのかを特定する必要があります。
まりな
土地がサーバ―、そこに立つ家がホームページ、その位置を表す住所がドメインだとイメージしてみてください。
IPアドレスとドメインの関係
インターネット上のすべてのサーバには、IPアドレスという各サーバを識別するための数字が割り振られています。インターネットを介して機器が通信をするときには、このIPアドレスを使って相手の場所を特定しています。しかし、単なる数字のIPアドレスは人間にとっては覚えにくいので、理解しやすいドメイン名をIPアドレスと関連付けて使っているんです。
ドメインやIPアドレスは、どちらもインターネット上のどこにサーバーがあるかを指し示す役割を持っていますが、一般的に、ホームページアドレス(URL)やメールアドレスには人間が理解しやすいドメイン名を使っています。そしてこのドメインとIPアドレスの対応関係を管理しているのが、DNS(ドメイン・ネーム・システム)サーバー(別名:ネームサーバー)です。 「ドメインもIPアドレスもどこにサーバーがあるかを指し示す役割を持っていて、ホームページアドレス(URL)やメールアドレスでは人間が理解しやすいドメイン名をおもに使っている」と押さえておきましょう。
さくらインターネットが提供しているドメイン
さくらインターネットでは、「有料/無料」「共用/専用」など、用途ごとに判別しやすくするためにドメインの呼び名を変えています。ここでは、さくらインターネットのサービスにおける、初期ドメイン、サブドメイン、独自ドメインの意味について解説します。
初期ドメイン・サブドメイン
初期ドメインとは、さくらのレンタルサーバにお申込みいただくと最初から使用できるドメインです。「○○.sakura.ne.jp」という形式(「sakura.ne.jp」のサブドメイン)で無料提供しています。「○○」の部分の書式には次のようなルールがあります。
- 半角英数字とハイフン(-)が使用できます。
- 3~16文字で設定してください。
- 数字のみの文字列は使用できません。
- 最初および末尾にハイフン(-)は使用できません。
「○○.sakura.ne.jp」の「sakura.ne.jp」の部分は変更することができません。ただし「さくらのサブドメイン」を使うことで、独自ドメインを取得しなくても複数のURLを利用できます。
さくらのサブドメインでは、約60種類のドメインのなかから、お好きなドメインのサブドメインを利用することができます。たとえば、さくらのサブドメインの1つである「sakuraweb.com」を利用する場合では、「△△.sakuraweb.com」の△△の部分に任意の文字列をつけることで、初期ドメイン「○○.sakura.ne.jp」と使い分けることができます。
※初期ドメイン、さくらのサブドメインともに、希望の文字列がすでに利用中で、登録できないことがあります。その場合は別の文字列をご検討ください。
さくらのサブドメインの詳細や設定手順は下記ページをご確認ください。
>>[サービスサイト]さくらのサブドメイン
>>[サポートサイト]さくらインターネットのサブドメインを設定したい
独自ドメイン
さくらインターネットでは、「初期ドメイン」や「さくらのサブドメイン」と区別するために、有料で取得できるドメイン名を「独自ドメイン」と呼んでいます。
独自ドメインは、初期ドメインとは違い、取得したユーザだけが利用できるため、他のユーザに利用されることはありません。また、独自ドメインでも、ドメインの前に好きな文字列を付けて、複数の「サブドメイン」を作成することができます。
コストはかかりますが、独自ドメインを使用することで下記のようなメリットを得られます。とくにビジネスでの利用を考えている場合は、独自ドメインの利用を強くおすすめします。
- ビジネスの信頼性が向上する
ホームページを用意する際、自社名のドメインを利用することができます。URLを見ただけで何の会社かわかりやすくなり、訪れた方への信頼性向上にも繋がります。 - 専用のメールアドレスを使える
独自ドメインはメールアドレスにすることもできます。たとえば「info@××××.co.jp」というように、@以降が取得したドメイン名になります。フリーメールでは送信者が誰なのかがわかりにくいので、ビジネス利用にはおすすめできません。自社名などの独自ドメインのメールアドレスを準備しましょう。 - 専用のメールアドレスを使える
独自ドメインはメールアドレスにすることもできます。たとえば「info@××××.co.jp」というように、@以降が取得したドメイン名になります。フリーメールでは送信者が誰なのかがわかりにくいので、ビジネス利用にはおすすめできません。自社名などの独自ドメインのメールアドレスを準備しましょう。 - サーバーを移行しても同じドメインを継続して利用できる
独自ドメインは、自分だけが使えるドメインです。そのため別のサーバーに付け替えることもできます。
さくらのレンタルサーバをこれから申し込む場合、一緒に独自ドメインを契約することができます。管理も楽になるので同時契約がおすすめです。もちろん、ドメインのみの契約も可能ですよ。
>>[サービスサイト] ドメイン取得なら「さくらのドメイン」
まりな
無料で使えるドメインは「初期ドメイン」と「さくらのサブドメイン」で、有料だけど自分だけが使えるドメインは「独自ドメイン」と押さえておきましょう!
ドメインにはさまざまな種類がある
インターネットが世界中で利用されているように、ドメインも世界中で利用されていて、いくつかの種類があります。ドメイン名の[.(ドット)]で区切られた一番右側をトップレベルドメイン(TLD:Top Level Domain)と呼びます。
トップレベルドメインは大きく分けて2つの種類があり、分野別トップレベルドメイン(gTLD:generic Top Level Domain)と、国や地域を表す国別トップレベルドメイン(ccTLD:country code Top Level Domain)があります。ここではさくらインターネットで取得できるドメインについて説明します。
分野別トップレベルドメイン(gTLD)
分野別トップレベルドメイン(gTLD)は国籍や種別等関係なく、個人や企業など誰でも取得できるドメインです。
※さくらインターネットでは、日本国内に住所をもつ個人・団体・組織のみが利用できます。
※さくらインターネットでは、[.com][.net][.org][.info][.biz][.mobi][.tokyo]のみ取得できます。
※ [.biz]は商用利用のみ可能です。
国別トップレベルドメイン(ccTLD)
国や地域を表したドメインを国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)と呼びます。日本を表すドメイン[.jp]は、いくつかに分類されています。
- 汎用JPドメイン
組織・個人を問わずに日本に住所があれば誰でもいくつでも取得できるものを「汎用JPドメイン」といいます。 - 属性型JPドメイン
機関や組織を表したドメインを「属性型JPドメイン」といいます。「1組織・1ドメイン」のルールがあり、登録できるドメイン名は1つのみです。また、取得するドメインによって必要な資格が異なり、メインの登録管理をしているJPRS(日本レジストリサービス)の審査にとおらないと取得できません。
※さくらインターネットでは、[.co.jp][or.jp][ne.jp][gr.jp][.ac.jp][.ed.jp][.go.jp]のみ取得できます。 - 都道府県型JPドメイン
組織・個人を問わずに日本に住所があれば誰でも登録でき、全国47都道府県の名称を含むものを「都道府県型JPドメイン」といいます。
※さくらインターネットでは転入のみ承っています。 - 地域型JPドメイン
「chiyoda.tokyo.jp」「sapporo.hokkaido.jp」のように地域を表すドメインです。
※さくらインターネットでは転入のみ承っています。なお、新規登録受付が終了しているため他の事業者でも取得することはできません。
まりな
いろいろな種類のドメインがありますね! 利用目的に応じてぴったりなドメインを選んでくださいね。
ドメインの関連用語
ドメインを取得するには、ドメインを取り扱っている事業者で取得の申請をする必要があります。
ドメインを管理をする組織を「レジストリ」、ドメインの登録をする事業者を「レジストラ」、ドメイン取得の申請を受け付けている事業者を「リセラー」と呼びます。ここからは、こうしたドメインにかかわる事業者や関連用語について解説していきます。
ICANN(アイキャン)とは?
「Internet Corporation for Assigned Names and Numbers」の略。インターネットで使用されるすべてのドメインを管理する国際機関です。
レジストリとは?
ICANNから認定を受け、ドメインおよびDNS情報のデータベース管理や整理をする管理組織です。トップレベルドメイン(TLD)ごとに1つのレジストリが存在し、それぞれ規定があります。
レジストラとは?
レジストリと登録者の間に入って、 ドメインの登録申請を受け付けたり、その申請内容を審査したり、ドメインのデータベースへの情報登録をしたりする事業者です。
リセラーとは?
レジストラの下でドメインの登録受付業務をおこなう事業者のことです。
さくらインターネットもリセラーということですね。さくらインターネットで取り扱っているTLDについて、図で表すと下記のとおりです。
まりな
レジストリは直接登録者とは契約を結ばず、レジストラもしくはリセラーを通して契約をします。レジストラやリセラーごとに値段や管理方法が異なるのもこのためです。 少し細かい話になってしまいましたが、「ドメインを取得する場合は、さくらインターネットのようなリセラーに依頼する必要がある」という点を押さえておきましょう!
ドメインの取得費用は?
ドメインの取得費用はドメインによって異なります。また、ドメインの取得は先願性で、すでに存在しているドメインは取得できないため注意が必要です。まずはさくらのドメイン サービスサイト内のドメイン検索から、希望のドメインを検索してみてください。
まとめ
ドメインについて、理解は深まりましたか? よくわからなかった!という方は「Webサイトを公開するにはドメイン(データのありかを表す住所)が必要」という点だけでも、ぜひ覚えてください。
さくらのレンタルサーバでは、ドメインも一緒に契約することが可能です。同一のサービス内で契約をすることで、管理コストを下げ、効率的に運用をすることができます。新しくWebサイトをつくる際にドメインが必要になったら、ぜひさくらのレンタルサーバとさくらのドメインをセットで使ってみてくださいね。